洋服を選ぶときに『素材』を意識して選んでいますか?
そうです。綿とかウールとかポリエステルなどが素材です。
素材ごとの特徴を知っていると毎日を快適にすごすことができます。
こちらの記事では上記3つの素材について、それぞれの特徴やメリット・デメリットが簡単にイメージできるようにまとめています。
- 綿 → 室内などあまり汗をかかないとき
- ポリエステル → 屋外や運動など汗をたくさんかくとき
- 綿とポリの混紡 → それなりに汗をかくとき(幅広いシーンに対応)
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綿とポリエステルの違い
どうして素材のことを意識した方がいいんでしょうか?
それは素材によって特徴(メリットとデメリット)が全然違うからです。
「綿」の特徴は、着心地が良く、吸湿性が優れていますが、洗った後にシワになりやすいです。
「ポリエステル」の特徴は、通気性が良く、汗を吸ってくれて乾きが早いですが、チクチクして肌ざわりがあまり良くないです。
このように素材によってかなり違いがあります。
素材の特徴を上手に利用すれば毎日を快適にすごすことができます。
マロン
綿はしっとり、ポリエステルはサラッと!
綿の特徴
綿100%のシャツや下着は、着心地が良くて肌ざわりがしっとりしています。
吸湿性も優れていますし、静電気が溜まりにくいのも良いポイントです。
綿のメリット
綿100%の洋服のメリットは次のとおりです。
- ふんわりして肌ざわりが良い
- 汗をよく吸収する
- 静電気が溜まりにくい
- アイロンをかけても大丈夫
- 洗濯にも強い
綿100%のシャツの着心地はふんわりしていて気持ちいいです。
ポリエステルなどの化学繊維にはない自然の優しさがあります。
綿のデメリット
綿100%の洋服のデメリットは次のとおりです。
- 乾きにくい
- 縮んだりシワになりやすい
- 日光に当たりすぎると黄色に変色する
汗をかいたあと綿のシャツはじっとりしていてあまり気持ち良くありません。
洗濯をしたあとにシワになりやすいのでアイロンがけが面倒くさく感じることも多いです。
綿の洋服を着るおすすめのシーン
綿100%の洋服(シャツや下着)には、上記のようなメリットとデメリットがあります。
1番気になるポイントは汗をかいた後の嫌なじっとり感です。
マロン
着心地は良いけど、汗のジメジメが苦手…。
『室内のイベント』など汗をかきにくいときに着るのがおすすめです。
ポリエステルの特徴
ポリエステル100%の洋服は、汗をかいても乾くのが早いですが、肌ざわりがチクチクしていてあまり良くないです。
洗濯をしてもシワになりにくく、型くずれしにくいのは良いポイントです。
ポリエステルのメリット
ポリエステル100%のメリットは次のとおりです。
- 汗を吸収してもすぐに乾く
- シワになりにくい
- 型崩れしにくい
- 洗濯を繰り返しても劣化しにくい
乾きやすいというのが1番のポイントです。
ポリエステル素材のシャツを着ていると汗をかいてもすぐに乾いてくれてサラッとしています。
シワになりにくいのも便利な特徴です。
『綿100%のYシャツ』はアイロンをしっかりかけないとシワが目立ってしまいます。
『ポリエステルなどの化学繊維が入ったYシャツ』はシワになりにくいのでお手入れが楽チンです。
「吸水性が低いこと」については少し分かりにくいかもしれません。
化学繊維は汗を吸わないのですが、生地全体が汗を吸収する仕組み(編み方)になっているので、結果的に汗をかいても乾きやすいです。
ポリエステルのデメリット
ポリエステル100%のデメリットは次のとおりです。
- チクチクする
- 静電気が溜まりやすい
- 毛玉ができやすい
冬にポリエステル素材などの化学繊維のシャツを着ていると静電気でバチッとなりやすいです。
僕はドアノブを握ったときに強めのバチッと音がするのが苦手です…。
毛玉についてはご自身のポリエステルの洋服を確認してみてください。
いくつか毛玉ができていませんか?
肌ざわりについては『化学繊維』と『天然繊維』とで違いがあります。
敏感肌の方は綿100%の商品でないと着れない方もいらっしゃいます。
ポリエステルの洋服を着るおすすめのシーン
ポリエステル100%の洋服には、上記のようなメリットとデメリットがあります。
ポリエステル生地の良さである汗をよく吸収して乾きが早いというメリットを利用するのが良いです。
マロン
乾きやすくてサラッと快適!
『暑い季節の屋外』や『運動』など汗をかきやすいときに着るのがおすすめです。
綿100%と違って汗をかいてもサラサラしています。
ユニクロのエアリズムもポリエステルなどの化学繊維です。
エアリズムは『毛細管現象』(もうさいかんげんしょう)を利用して、より汗を吸収しやすく、乾くのも早いように工夫されています。
とてもハイテクなインナーです。
詳しい内容は「エアリズムの『仕組み』と『特徴』をわかりやすく解説」でご紹介しています。
綿とポリエステルの混紡はWin-Win
上記でお伝えしたとおり、
『綿には綿のメリットやデメリット』があり、
『ポリエステルにはポリエステルのメリットやデメリット』があります。
それなら両方を混ぜてしまえば良さそうだなと思いませんか。
マロン
『綿』と『ポリエステル』の良いとこどり!
2種類以上の繊維を混ぜて糸を紡ぐ(つむぐ)ことを『混紡』(こんぼう)』といいます。
この混紡は種類の違う繊維の性能を高めて欠点をおぎなうように行われるのがポイントです。
綿とポリエステルを混紡にすると次のような特徴になります。
①「綿」の吸水性が高いけどシワになりやすい
②「ポリエステル」の吸水性がないけどシワになりにくい
↓↓↓
③「綿+ポリエステル」の吸水性が高く・シワになりにくい(良いとこ取り)
このように綿とポリエステルの両方の良さを上手く組み合わせた素材になるわけです。
マロン
着心地が良くて、速乾性もあり、シワになりにくい!
綿とポリエステルの割合によって微妙に肌ざわりがかわります。
自分が好きな割合を見つけてみるのも楽しいかもしれません。
素材の良さをいかして快適ライフ
『綿100%』も『ポリエステル100%』も『綿とポリエステルの混紡』も、それぞれにメリットとデメリットがあります。
素材ごとのメリットとデメリットを知っていれば、上手く洋服を使い分けることができます。
マロン
素材の特徴をうまく利用する!
室内などあまり汗をかかないとき
屋外や運動など汗をたくさんかくとき
それなりに汗をかくとき(幅広いシーンに対応)
着るシーンに応じて洋服の素材を使い分けると快適にすごせます。
これからの洋服選びのときには、いつもより少しだけ素材のことも意識してみてください。