自転車と一緒に引っ越しをするのは意外と大変です。
なぜなら自転車の送料が高いからです。
自転車によっては処分して新しく買った方が安上がりなんてこともあります。
こちらの記事では僕の実体験をもとにした単身パックより安かった引越方法をまとめています。
お得な単身パックについてもコンパクトにまとめて書いています。
※ ゆうパックの料金が2018年3月1日に改定されています。
※ 記事中のゆうパックの料金は改定前のものです。
※ この記事は2017年11月時点での情報に基づいて書いてあります。料金やサービスなどについては変更になっている可能性があります。
タップできる目次(もくじ)
実際の引越状況
最初に僕の引越状況について簡単にご説明します。
- 車がない(自分で荷物を運べない)
- クロスバイクは転居先に運びたい
- ダンボール5箱を一緒に送る
- 白物家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機など)はすべて処分する
自分の車があればそこに自転車を積んだりできましたが、車がないため自転車を含めた荷物運びを業者の方にお願いするしかありませんでした。
大手の引越業者を調べるところからスタートしました。
自転車と一緒の引っ越しなら『西濃運輸のカンガルー単身パックMAXプラス1』が安かったです。
ですが今回はこの西濃運輸を選びませんでした。
この西濃運輸の「カンガルー単身パックMAXプラス1」については後ほどご説明します。
「シクロエクスプレス」と「ゆうパック」をダブル利用
実際に利用した引越方法は
- 自転車 → シクロエクスプレス
- ダンボール → ゆうパック
とそれぞれ別々に送りました。
シクロエクスプレス(自転車専用の宅配システム)は料金が安いです。
公式 シクロエクスプレス
スポーツバイク専門の宅配便シクロエクスプレスが安くて早い
シクロエクスプレスはスポーツバイク専門の宅配便をあつかっている会社です。
対象の自転車はロードバイク等のスポーツバイクだけです。
ママチャリや電動自転車は対象外になります。
配送する流れはシンプル
シクロエクスプレスで自転車を配送する流れは簡単でシンプルです。
- ホームページで申し込む
- 送られてきたダンボールに梱包する
- 自宅まで集荷にきた業者に渡す
- 業者が現地まで送る
このような流れです。
今回初めて利用しましたがとても簡単でした。
最初は少しだけ不安でしたが、実際に利用してみるとサクサクとあっという間です。
料金が安い
シクロエクスプレスの料金は安いです。
例として「東京から大阪」に送ったケースは次のとおりです。
東京から大阪で3,900円(税別)
この金額は自転車を送る送料としたら格安です。
普通に宅急便で送ると1万円〜2万円くらいかかります。
シクロエクスプレスでスポーツバイクを送るときの注意点があります。
自転車を梱包する『輪行箱』(りんこうばこ)が必要になる。
この輪行箱を含めた配送キットが「3,400円」です。
輪行箱は何度も使えるので買うのは最初だけです。
参考に配送キットの内容と組み立てた様子は次のとおりです。
合計金額を再確認してみます。
東京から大阪への送料と配送キットの合計金額は7,300円(税別)
普通に宅急便で送ると1万円〜2万円くらいかかりますからやっぱりお得です。
初めてでも簡単
僕はクロスバイクの知識はまったくありません。
実はタイヤも初めて外しました…。
とても分かりやすいサイトを見つけて、説明を見ながらやったら無事にタイヤが外れてくれました。
このときは「ネットは本当に便利だな」と思いました。
「配送キット」はとても優れものです。
同封された「紙の説明書」と公式サイトの「PDFの説明書」を見ながら、あせらずにゆっくりやればできます。
送られてきた「箱自体」を再利用して使う方法もよく考え込まれているなと感心しました。
自転車に詳しくなくても大丈夫です。
ゆうパックは重さ30キロまでは同じ料金
ゆうパックは重さが30kgまでは同じ料金なのをご存知ですか。
(ゆうパックの料金が2018年3月1日に改定されています)
僕はまったく知りませんでした。
料金も大手の宅急便より安いことも知りませんでした。
ネットで調べると料金の「比較サイト」があるので便利です。
ゆうパックで東京から大阪にダンボールを5箱(120サイズ)送った場合の料金は7,500円です。
1箱あたり「1,500円」です。
120サイズとは「横幅」「奥行」「高さ」の3辺の合計が120センチ以内の大きさのこと。
ゆうパックのメリットは30kgまで同一料金なところです。
30kgまでは重くなれば重くなるほど他社の宅急便の料金よりお得になります。
単身パックで自転車を一緒に送るなら西濃運輸がお得
今回は利用しませんでしたが、単身パックを使って自転車を一緒に送るなら西濃運輸の「カンガルー単身パックMAXプラス1」がお得です。
白物家電を送る必要があったら西濃運輸のカンガルー単身パックMAXプラス1を利用していました。
カンガルー単身パックMAXプラス1の特徴
カンガルー単身MAXプラス1には自転車を1台無料で運んでくれるサービスがあります。
引っ越しのときに自転車がある場合には検討してみる価値はあります。
大手の引越業者の単身パックを利用して自転車を送る場合には、おそらく「別送品」になって加算料金が1万円〜2万円かかると思います。
西濃運輸の「カンガルー単身パックMAXプラス1」の種類は2種類あります。
- 1.1㎥タイプ:少なめの家財、単身赴任の方に最適
- 2.5㎥タイプ:1.1㎥タイプでは収まらない家財がある場合に最適
料金
カンガルー単身パックMAXプラス1の料金を調べてみました。
例として東京から大阪へ引っ越しの場合です。
- 1.1㎥タイプ → 23,000円
- 2.5㎥タイプ → 27,000円
単身パックと比較
単身パックと「シクロエクスプレス」と「ゆうパック」をダブル利用を比較してみます。
例として東京から大阪へ引っ越しの場合。
合計約15,000円(税込)
合計約32,000円(税込)(2.5㎥タイプに輪行箱を追加)
単純に「単身パックが安いのかな」と思っていましたが、違うケースもあるということがわかりました。
良い勉強になりました。
単身パック以外も方法はある
今回の引っ越しのポイントは荷物が少なかったことです。
かさばる白物家電をすべて処分したので、残りは全部ダンボールに入りました。
それから自転車を一緒に送るかどうかでも違ってきます。
ご自身の引越状況に応じて適切な業者選びを検討してみてください。
具体的な見積もりをいくつかとった上で、比較しながら検討してみるのが良いと思います。
今回の引っ越しで使った輪行箱は再利用できます。
今度は旅行(自転車を送って旅先で乗る)のときに使ってみようかなと考えています。